ドッグスクール、犬の学校、犬の幼稚園、犬の保育園、犬のしつけ教室‥
呼び名は色々あれど、日本ではまだちょっと”遠い存在”
”人の子じゃあるまいし、犬に学校なんて贅沢な”
”誰かに咬みついたわけでもないのに、問題犬と思われちゃうかも”
うちの犬には必要ない。
そう感じている飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。
でも、犬は群れで暮らし、社会性ある生き物。
生まれてすぐに親兄弟から引き離され、人間と一つ屋根の下で暮らし、
まるで人の子のように扱われ、お散歩やカフェ、旅行にも連れていかれる。
なのに、何かやらかした途端、「何やってるの!それはダメでしょ!」
なんて、まるで人の子のように怒られる(笑)
ドイツやスウェーデンなど、ペット先進国ではどんなに小さな街でも
ドッグスクールがあって、犬を迎えたら当たり前のように通うとか。
一方で私の住む我孫子市。人口は約13万人。
でも、ドッグスクールなんて数えるほどしかありません。
ざっと試算しても、1000頭に1頭くらい?もっと?
ドッグスクールの存在も知らなければ、通わせている人もまだまだ
少ないのが現状です。
たしかに海外のこういった国では、リードなしで公園を散歩するとか、
ほとんどのレストランで犬連れOKだとか、そんな自由があるからこそ、
”犬のしつけ”に対する意識も相当高いのだそうな。
この本質って何なのだろう。
私の勝手な思いこみもありますが、
日本では犬を迎えると、”責任”や”義務”という言葉が溢れてる気がします。
お散歩は”飼い主の義務”、しつけは”飼い主の責任”
お散歩に行かないとストレスを溜めちゃう、お家で悪戯しちゃうかも、
だから嫌でもお散歩に行かなければなりません。
心のどこかで、”愛犬を疲れさせるために散歩に”って思ってる方もいたり。
(もし自分が犬だったら、ちょっとツラい人生だなぁ‥)
海外では犬はもともと仕事のパートナーだそうな。
時代時代で仕事も変わり、ライフスタイルも変わってきたけど、
”何かを一緒にやって、それを一緒に楽しむ人生のパートナー”
そんな意識がどこかにあるのではないかと思ってます。
それができるのは、何より”犬を迎えた”から。
だから、それを一緒に思いきり楽しむために、犬にしつけをしたり
トレーニングをするのは”飼い主としての権利”であって、
楽しむためのものだから、”しつけ”も”トレーニング”も楽しんでるんじゃないかな
って。
”しつけやトレーニングは飼い主にしか得られない権利”
そう考えたいものです。
なぜ犬を迎えたのか?
癒されたいから。
私もその一人です。
でも、キッカケなんてどうでもいいんです。
私は家に迎えてから、ドッグライフの楽しみ方を見つけました。
楽しみ方なんて人それぞれ。犬それぞれ。
愛犬と一緒に見つけていくもの。
そのためにも、愛犬を知り、理解して、
飼い主自ら愛犬とのドッグライフの楽しみ方を発見し、
愛犬と一緒に楽しむために共に学ぶ。
それを手助けして応援する。
ドッグスクールってそんな存在であってほしいなと思います。